CSSの書き方

CSSの書き方

CSSにはHTMLとは異なるルールがあります。HTMLの基本になるのは要素やタグでしたが、CSSは「セレクタ(どこの)」「プロパティ(何を)」「値(どうする)」の3つをセットで記述することで、ウェブページの見た目を制御します。

 

セレクタ

CSSでスタイルを設定する対象がどこかを示したものです。

 

プロパティ

セレクタに対して何を設定するかを指定します。

 

プロパティに対してどうするかの値を設定します。

 

 

例えば、p要素の文字の大きさを12pxにする場合は

セレクタ{プロパティ:値;}の順で、p{font-size:12P;}    

のように書きます。

 

 

HTMLファイルの基本構造

 

HTMLファイルの基本構造

 

1.HTMLの一番はじめに書く「文書宣言」

HTMLを書く際は「HTMLの記述ルールに則って書いている」ということを、HTMLファイルの中で最初に宣言します。これはHTMLの要素ではなく、「文書宣言(DOCTYPE宣言)」と呼ばれる特別な書き方です。この記述でブラウザは、記述内容をどのように処理すればよいかを解釈出来ます。

 HTML5であれば

<!DOCTYPE html>

のように記述します。

 

2.HTMLファイルの構造とhtml要素

文書宣言を行ったあとに書くのが「html要素です。文書宣言のあと、html要素の開始タグ<html>と終了タグ</html>を書き、この挟まれた部分に、HTMLの色々な要素を記述していくことになります。

 htmlの要素にはlang属性を記述することが出来ます。どの国の言語が使われているかを指定するもので、翻訳ツールなどのプログラムが言語を判別するのに役立ちます。

 

<!DOCTYPE html>

<html lang=”ja”>

</html>

 

3.head要素とbody要素

HTMLでは、html要素の開始タグ<html>と終了タグ</html>の間に様々な要素を記述していきますが、「メタデータ」と「コンテンツ」に区切られます。

 メタデータとは、そのHTMLファイルそのものに紐づく情報のことです。メタデータはブラウザ上には表示されません。一方、コンテンツは、実際にブラウザに表示される情報のことを指します。メタデータとコンテンツの二種類の情報を区切るための要素がhead要素とbody要素です。

 

head要素に必ず入れる要素がホームページのタイトルを示す「title」要素です。

<title>html css web初心者の学び舎</title>

のように記述します。

 

<!DOCTYPE html>

<html lang=”ja”>

<head>

<title>はてなブログ</title>

</head>

<body>

</body>

</html>

 

4.meta要素で「文字コード」指定

文字コードとは、文字列や記号をコンピューターが解釈するための規則です。文字コードにはいくつか種類がありますが、現在は{UTF-8}がほとんどです。他には、Shift-JISやEUCなどがあります。

 

HTMLでは、どの文字コードで記述しているかをmeta要素のcharest属性を使って指定します。日本語の文字列が登場するより前に書かなければいけないため、通常、title要素より前に書きます。

 

<!DOCTYPE html>

<html lang=”ja”>

<head>

<meta charset=”UTF-8>

<title>はてなブログ</title>

</head>

<body>

</body>

</html>

 

HTMLの要素の入れ子について

 HTMLの要素は入れ子にすることが出来ます。入れ子とは、タグで囲まれている範囲内の一部をさらにタグで囲む構造のことです。このとき外側の要素を親要素、内側の要素を子要素といいます、要素の中には入れ子構造で書かないと認識されないものもあります。

 

具体的には

 

<p>私は<strong>はてなブログ</strong>が好き</p>

 

親要素がp要素で子要素がstorong要素ということになります。

入れ子構造にする場合、子要素は必ず親要素の内側で閉じることに注意してください。

HTMLの属性値

HTMLの属性値

 HTMLの要素の中には属性を持つものがあります。属性に対して設定された値を属性値と言います。設定できる属性値は個々の要素によって異なり、属性を持たない要素や複製に属性が設定できるものもあります。

 

 具体的には、別のページへのリンクを設定するときに使われるa要素(sはanchor錨の意味)は、href属性を使ってリンク先のURLを指定し、target属性でウェブブラウザのウインドウの開き方を指定します。

<a href=http://hatena.co.jp/> target=” blank”>hatena</a>

a: 要素名

href: 属性

http://hatena.co.jp/:属性値

target:属性

blank*属性値

 

 属性と属性値の書き方のルール ・ 属性値は”(ダブルクオテーションマーク)で囲む ・ 要素名と属性の間に半角スペースを入れる ・ 属性の名前と属性値の間を半角の=で結ぶ ・ 複数の属性を設定する場合は、属性と属性の間にスペースを入れる

HTMLの要素とタグ

 HTMLの要素とタグ

 HTMLのタグで囲まれた部分を要素と言います。要素の始まりと終わりを示す目印がタグです。始まりを開始タグ、終わりを終了タグといいます。タグで始まりと終わりを囲むことで要素を作ることにります。

 ウェブページの情報はすべて何らかの要素で囲まれている必要があります。

 

<p>段落を表す要素の例</p>

<title> タイトルの要素の例</title>

 

タグの記述のルール

・開始タグと終了タグを必ずセットで書く

・終了タグには開始タグと同じ要素名に「/」を追加する

・タグは半角英数字で書く

  • タグは<と>で囲まれる
  • 基本的には小文字で記述する

 

開始タグと終了タグで囲まれた部分が、その要素が適用される範囲となります。

HTMLの要素名には段落(paragraph)を意味するp要素など、英単語をベースにして頭文字だけをとっているものが多くあります。タグの元となる英単語を理解していると、タグの意味がわかりやすくなります。

同じ内容のHTML,CSSであってもブラウザによって解釈は異なる

同じ内容のHTML,CSSであってもブラウザによって解釈は異なる

読み込むブラウザによって、同じ内容のHTML,CSSであってもブラウザによって解釈は異なることがあります。これは同じ言葉でも、受け取る人によって独自に解釈して、内容が異なる場合があるのと同じようなものです。具体的にはGoogle Chromeで表示させた場合とSafariで同じHTMLで書かれたものを読み込ませても見え方が異なります。しかし、そこまで大きな違いではありません。

CSSとは?

CSSは「Cascading Style Sheet カスケーディングスタイルシート」の略で、単にスタイルシートとよばれることもあります。

 HTMLがウェブページの構造を作るものであるのに対し、CSSはその構造に対する見た目を制御します。例えば、余白の調整、文字の大きさや色余白の調整などを行います。

 CSSもHTMLもテキストファイルで、「.css」という拡張子がつきます。CSSもコンピュータと会話をするための言語の一種ですが、HTMLとは異なる文法になります。ウェブページを正しく表示させるためには。HTMLとCSSの2種類の言葉が必要になります。